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>> 現代版RPG | |
非正規雇用者の増加、ニート・フリーター問題、ワーキング・プア、ロストジェネレーション・・・様々な社会問題が氾濫する現代社会である日、その国のトップとも言える内閣総理大臣がその職を辞し、後任の総理大臣が選出された。新総理は就任するや否や、これら問題に目を向け、その解決を促す法案を提出した。その名も「再チャレンジ支援税制」この制度は、企業がフリーターやニートといった非正規雇用者を優先して雇用した場合、その企業に寄付金をだすというものだった。政府・企業・フリーターが三位一体となって「美しい国」を作る・・・理想的な政策だと誰もが信じて疑わなかった・・・しかし、事態は急変した。「ニートやフリーターの定義は難しい。・・・再チャレンジ制度の対象からニート・フリーターは除外することにする」なんだ、あの制度は苦しんでいるニートやフリーターを助ける制度だったんじゃないのか!?また、選挙前のイメージアップだったのか!うわぁぁぁぁ!!世界は闇に包まれた。だが、そこには立ち上がるものもいた。少年・○○。学校にも通わず、就職も決まっていない。彼女もいなけりゃ、童貞まっしぐらという現代の悪夢そのものだ。その少年が15歳の誕生日を迎えた時、彼は父からこう言われた。「お前ももう大人の仲間入りだ。もう・・・なにをすればいいかわかっているな?」少年は考えた。そして、父に向かってこう言った。「オレは勇者だ。世界を変えるのはオレだ。なのにオレが今こんななのはなんでなんだ?・・・そう、社会が悪い。全て現代社会が悪いんだ!『再チャレンジ支援制度』なんかあってないようなもんだったじゃないか!ちくしょう・・・ぬか喜びさせやがって・・・!オレは・・・オレは新総理を倒しに行く!」そして厨二病の彼は旅にでた。理想の「美しい国」を目指して・・・ |
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ほーむ > げるまにうむ |